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第12-2話 危険な乙女

Auteur: 百舌巌
last update Date de publication: 2025-03-03 11:22:43

(これが終ったら探しに行かなきゃ……)

 ヨハンセンは無事に逃げたのだろうかと考えたが直ぐに頭から追い払った。

(あの男が簡単に死ぬわけないわね……)

 屋敷の奥に向かおうとすると部屋の一つが賑やかな事に気が付いた。

 ドアに耳を着けて様子を伺うと何人かいるらしい。

『どんなゴツイ殺し屋だか知らねぇが、これだけの人数相手には敵わねぇだろ』

 誰かがそんな事を言っている。賛同するかのような笑い声も聞こえて来る。

(ゴツイ殺し屋って…… こんな可憐な乙女を捕まえて失礼ね……)

 可憐だが『非常に危険な』乙女のクーカは小鼻に皺を作っていた。怒っているらしい。

 いきなり部屋の両開きドアを開けた。

 その部屋には六人程いるのが見えた。人数と男たちの位置を確認したクーカは部屋に飛び込んだ。

「えっ!?」

 いきなり部屋のドアが開いたかと思うと、女の子が飛び込んで来てビックリしない人間は居ない。

 それは数秒間の空白を生んでしまった。その初動の遅れを男たちは自分の命で支払う事になる。

 クーカはこういう強襲の時には相対する人物は全て始末する事にしている。

 武器所持の有無を確認している手間が惜し
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